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第3四半期累計決算は1.8％増収、10.2％営業減益となった。第3四半期の3か月では0.3％減収、16.8％営業減益とより厳しい状況であった。通期決算の会社計画は6.2％増収、2.3％営業増益であることから、未達の公算がさらに高まった決算であったと言えよう。




既存店が第1四半期1.1％減、第2四半期3.6％減、第3四半期4.3％減と厳しさが増したことが第3四半期決算の厳しさの背景である。

焼肉業界は、2011年の大震災後にセシウム牛問題が持ち上がって、売上高が大きく落ち込んだ。しかし、セシウム牛問題が一巡すると、2012年、2013年、2014年と売上高を伸ばした。中でも同社と食べ放題で成功した物語コーポレーション（3097）が2強という位置づけとなった。

しかし、外食には数年タームの波があり、焼肉業界もここ数年の好調局面が終わった感があって、2015年辺りから同社の勢いも落ちてきた。物語コーポレーションも同様であるが、この背景としては物語コーポレーションの成功を見て、雨後の筍の如く食べ放題店が出現したことがその背景の一つではないかと思われる。

依然、足元の既存店の厳しさは継続しており、今期業績に関しては減額修正の公算が高まった。もっとも、会社計画ではPER12.2倍であり、目先的にそれほどの下値はなかろう。また、近く底打ちすると考えれば、長期的な観点からは買い場に入ったと言えなくもない。しかし、今期が減額修正され、来期も厳しい状況が続くと仮定すれば、半年、1年先に一段と株価が切り下がる可能性はあろう。そこで、今後も月次からは目が離せない株と位置付けられる。

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