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見出しは、「長雨が湿らす内需株」となっていまして、中身出しは、「長期投資家、景気を不安視」となっています。そのデータの裏付けとして、東ガス、セブン＆アイ、JR東日本、ニチレイの株価推移が出ています。これらが日経平均より弱いことから、市場は景気を不安視していると見ています。

しかし、これらはどちらかといえば、本来景気があまりよくないときに買われやすい株です。
ニチレイなどの食品株や東ガスなどの公共株は、景気の影響が小さいので不況下に買われるディフェンシブストックと呼ばれるものです。

つまり、今の相場は、世界的には景気の不透明感があるので、輸出系が買いにくい中、足元の内需は予想以上に好調で、景気敏感が買われて、ディフェンシブが売られているのというのが実は正しいのではないでしょうか。

もっとも、昨今は簡単にディフェンシブとくくりにくくなっていますので、最後は個々の銘柄の業績の勢いで判断されているようですが、少なくとも景気の先行きが不安だから、景気の影響を受けやすい株を売っている、という見方は明らかに間違いでしょう。

典型的には、1月に取り上げたロック・フィールド（2910）があります。
同社はデパ地下高級惣菜店で、まさに好景気を反映する、典型的な景気敏感株です。
こちらの記事です。
http://cherry100.blog108.fc2.com/blog-entry-1309.html

当時の株価は1,550円で、6月には2,082円までありました。
その後、決算で飛びついた慌て者の振り落としがあって株価が下がったので、7月末に再び取り上げました。
その時点の株価は1,836円でした。
これは、今期の月次も絶好調が続いていたためです。
詳細はこちらからご覧ください。
http://cherry100.blog108.fc2.com/blog-entry-1323.html
来週には第1四半期決算が発表される予定ですが、かなりの好業績が見込まれます。

一方で、逆にイメージから売られすぎて絶好の買い場となっている場合もあります。
すでに述べましたが、食品株は景気が悪くても良くても関係ないディフェンシブの典型です。
それゆえ、好景気下で多くの銘柄が天井を付けて下がり始めています。
しかし、実は独自要因で絶好調ながら、単に上がっている食品株だからという理由で下がっているのがプリマハム（2281）です。
これなんかはまさに絶好の買い場を提供していることになります。
詳細はこちらからご覧ください。
http://cherry100.mods.jp/ra/s/1016

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