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日経平均が順調に上昇しています。しかし、手持ちの株が思ったように上がらないという投資家も多いのではないでしょうか。今の相場高は、個々の銘柄が上がっているというより、日本株に出遅れていた外人投資家がまとめてバスケット的に買っているためです。

こんな時こそ、インデックスの動きに一喜一憂せずに、個々の銘柄の動きに目を向けるべきでしょう。むしろ日経平均が新高値を付けている割には、高値から調整している銘柄の買いチャンスとなっています。

特に昨今は需給がいいため、株価が簡単に上がる反面、下がり始めると簡単に下がります。これは短期志向の資金が大量に動いているためです。特にこういった動きは決算発表前後で起こりがちで、中身が悪くなくとも、発表された業績の見え方が悪くて、株価が下がり始めると、事前に買っていた投資家が、中身が悪いのではないかと想像して、追随して投げるためです。

しかし、株式投資は見かけより本質が重要です。もちろん、本当の意味で、出てきた業績の細かな点まで解釈するには、相当の知識が要ります。それゆえ、プロの投資家でも間違うくらいですから。

ただし、企業の本質自体はそう簡単に変わるものではありません。本質は変わらなくとも市況産業や景気循環で好不調を繰り返す工作機械や電子部品などは、好調時に株価が大きく買われて、不調時には大きく売られます。

一方、内需型の消費関連企業で、大きな業績変動を繰り返すような会社は、そもそもダメ企業で、長期の投資対象とはなりません。一方で、内需型の消費関連で着実に成長する会社の本質は大きく変わりませんが、株価は不思議と上に行ったり、下に行ったりします。

長期で見れば、着実に上昇しているのですが、短期的には結構変動します。ニトリホールディングスは、2018年2月期第1四半期決算の発表でも株価は大きく売られました。そこで、当メルマガでは久々の買い場がやってきたと紹介しました。
こちらの記事：http://cherry100.blog108.fc2.com/blog-entry-1321.html

案の定、その後株価はそれほど時間をかけずに、再び上場来の高値を付けたのですが、またしても第2四半期決算公表で株価は大きく下げました。これもまた、投資家の考え違いなのですが。そこで、再度買い場となっています。なお、詳細はこちらからご覧ください。
http://cherry100.mods.jp/ra/s/ 1027



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