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三井松島産業(1518)
決算発表が近づいてきたことから、三井松島産業(1518)に注目したい。同社に関しては、11月3日に、私が銘柄投稿を行っているスケアクロウ経済研究所に、決算発表までの短期狙いの銘柄ということで紹介した。
そのときは、短期で上昇して一応の成功を見た。パターンとしては、増額修正期待で買われたが、まず、11月6日に上期の増額修正が出て、次に決算発表で通期が増額修正された。

(画像はクリックすると右のほうの隠れている部分も見えます)
結果的には、通期の増額修正幅が営業利益で5億円と小幅にとどまったことから、上期決算公表の前日に株価は天井を付けている。ただし、増額幅が大きかったとしても、相場全体が調整局面に入っていたため、やはり同様の動きであった可能性はある。
同社の増額修正は、業績表を眺めていればある程度予想のつくことであり、増額修正もサプライズではなかったということであろう。また、事前に株価が反応していたこともあり、決算発表によって材料出尽くしになったと考えられる。
さて、第3四半期の決算発表が2月12日に予定されている。前回、11月中旬の決算発表で株価が天井を付けた後、11月30日に大型の公募増資を公表したため、株価は急落した。当時、他の大企業が相次いで増資を発表し、株価が急落しており、同社株にも売り物が殺到した。
しかし、根本的に増資の意味が異なるものである。今回公募を行った企業は、業績悪化によって資本が棄損したことによる大幅増資であった。しかし、同社の場合、むしろこのところの業績は高水準であり、豪州の炭鉱の増産投資及び委託操業から自社操業への切り替えのための投資資金である。つまり、完全な前向き投資である。もちろん、前向きだろうが、後ろ向きだろうが、売られるときは、売られるのである。しかし、前向きであれば、再評価のチャンスはあろう。

(画像はクリックすると右のほうの隠れている部分も見えます)
一方、業績のほうは再度増額修正の期待が考えられる。上期の営業利益29.3億円に対して、下期の予想は10.7億円となっている。同社業績はほぼ石炭価格に連動する。1月26日の日経新聞の市況欄で報道されたように、石炭価格が強い動きとなっている。よって、第3四半期の業績は、第2四半期並みであってもおかしくないし、第4四半期も高水準な状況が続こう。
現時点の会社計画の営業利益は40億円、38%減益であるが、第3四半期で10億円を上回るような増額修正があってもおかしくはなかろう。しかも現時点の石炭価格が高いということは、2010年度の価格交渉も今年度比プラスとなる可能性があるので、償却費を除いて考えれば、来期も業績好調と言えよう。
ただし、そうは言っても、市況産業であるので、業績よりも市況が下がり始めた場合には、株価も市況の影響を受けよう。しかし、現時点の株価は、今期好調も十分に反映されていないように思われ、さらにそれほどネガティブに捉える必要のない公募をネガティブに捉えた結果であり、リスクは限定的と考えられるのではなかろうか。
注意する点は、前回同様、決算発表までに株価が動意づくようであれば、増額修正で材料出尽くしとなることも考慮に入れておく必要があろう。
なお、同社のより詳細な事業動向に関しては、春研一の「株式投資をファンダメンタルから極める」の業績表の活用(1)から4回にわたって解説しているので参考にしてください。
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結果的には、通期の増額修正幅が営業利益で5億円と小幅にとどまったことから、上期決算公表の前日に株価は天井を付けている。ただし、増額幅が大きかったとしても、相場全体が調整局面に入っていたため、やはり同様の動きであった可能性はある。
同社の増額修正は、業績表を眺めていればある程度予想のつくことであり、増額修正もサプライズではなかったということであろう。また、事前に株価が反応していたこともあり、決算発表によって材料出尽くしになったと考えられる。
さて、第3四半期の決算発表が2月12日に予定されている。前回、11月中旬の決算発表で株価が天井を付けた後、11月30日に大型の公募増資を公表したため、株価は急落した。当時、他の大企業が相次いで増資を発表し、株価が急落しており、同社株にも売り物が殺到した。
しかし、根本的に増資の意味が異なるものである。今回公募を行った企業は、業績悪化によって資本が棄損したことによる大幅増資であった。しかし、同社の場合、むしろこのところの業績は高水準であり、豪州の炭鉱の増産投資及び委託操業から自社操業への切り替えのための投資資金である。つまり、完全な前向き投資である。もちろん、前向きだろうが、後ろ向きだろうが、売られるときは、売られるのである。しかし、前向きであれば、再評価のチャンスはあろう。

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一方、業績のほうは再度増額修正の期待が考えられる。上期の営業利益29.3億円に対して、下期の予想は10.7億円となっている。同社業績はほぼ石炭価格に連動する。1月26日の日経新聞の市況欄で報道されたように、石炭価格が強い動きとなっている。よって、第3四半期の業績は、第2四半期並みであってもおかしくないし、第4四半期も高水準な状況が続こう。
現時点の会社計画の営業利益は40億円、38%減益であるが、第3四半期で10億円を上回るような増額修正があってもおかしくはなかろう。しかも現時点の石炭価格が高いということは、2010年度の価格交渉も今年度比プラスとなる可能性があるので、償却費を除いて考えれば、来期も業績好調と言えよう。
ただし、そうは言っても、市況産業であるので、業績よりも市況が下がり始めた場合には、株価も市況の影響を受けよう。しかし、現時点の株価は、今期好調も十分に反映されていないように思われ、さらにそれほどネガティブに捉える必要のない公募をネガティブに捉えた結果であり、リスクは限定的と考えられるのではなかろうか。
注意する点は、前回同様、決算発表までに株価が動意づくようであれば、増額修正で材料出尽くしとなることも考慮に入れておく必要があろう。
なお、同社のより詳細な事業動向に関しては、春研一の「株式投資をファンダメンタルから極める」の業績表の活用(1)から4回にわたって解説しているので参考にしてください。
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