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2011-11-17

大竹慎一 最新書 「神々の戦争と日本」

著者の大竹慎一氏は、ヨーロッパの資産家を中心に、総額1千億円をたった1人で運用する、ウォール街の辣腕ファンドマネージャーである。独特の観点からの著書、講演AVも多数あり、投資家ばかりではなく経営者にも根強いファンが多い。

本書は、同氏の書評である。あとがきによると、同氏が20代から書き溜めてきた書評集となっている。


同氏の書評に対する考え方も面白く、書評とは他人の書物を借りながら、自己を表現するものであるとの考え。そのため氏は、自著を編むときに、なるべく一編は書評を入れるようである。

本書の書評対象の書籍の幅はかなり広い。そのため、読む人にとって土地勘のない分野は、理解に時間がかかるかもしれない。


本書の「神々の戦争と日本」の題意は、第Ⅰ章で述べられている。

まず、神々の戦争とは、宗教間の戦いを指しているが、その意味はマーケットメカニズムに委ねるか、人の意志でコントロールするかの戦いである。ヨーロッパでは宗教改革以降の抗争を経て、マーケットメカニズムに委ねる仕組みに変わった。現在、世界的にはアメリカ・クリスチャン資本主義とイスラム・ファンダメンタリズム共産主義の戦いであり、これは今後100年以上続くとしている。

その中で、日本はまさに人が経済を動かしてきた国であるが、バブル崩壊以降、もはやそれが不可能となり、マーケットメカニズムに委ねざるを得ない状況にある。しかし、これまで人為的に経済を動かすことに慣れた日本人にとって、マーケットメカニズムに委ねなければならない時代は大変過ごしにくい時代だということ。

バブル崩壊以降、それまでより息苦しさを感じる人は、典型的な日本人であり、今のままの考え方では、投資には向かないかもしれない。逆に過ごしやすさを感じている人は、大竹型の思考の人であり、投資に向いているかも知れない。

2010年12月に発売された氏の「投資は頭だ!」では、公務員のやりたい放題や電力料金の高さをやり玉に挙げている。これは国民に肝心なことを隠して、自分たちに都合にいいように決めてきたのであるが、もはやそれは隠し通せない時代になった。大震災後の東電がまさにそれであり、さまざまな地方自治体で起こっている異色首長の反乱も同じである。

(参考)書籍紹介:「投資は頭だ!」(大竹慎一)(10.12.8)
http://cherry100.blog108.fc2.com/blog-entry-265.html



第Ⅱ章は様々な経済現象を歴史的に解釈するような内容となっている。


第Ⅲ章は比較的一般的な書籍を対象とした書評である。たとえば、「納棺夫日記」、「奇跡のリンゴ」など馴染みやすい題材が多い。

この章の書評は、「社長の本棚」として同氏のレポートに2007年から2008年にかけて収められたもので、比較的万人の興味を惹くような書籍となっている。

その中で、アナリストの立場からすごいと思うのは、氏が著書に感銘を受けると、著者に会いに行っているということである。

しばしば、私は氏と一緒に投資のために企業の取材を行うことがある。その場での質問は、私の発想と全く異なるものであり、とても勉強になるのは、このような経験から来ているのだということが理解できた。


第Ⅳ章は日本の植民地金融史研究、日本の金本位制時代に関する書評。


第Ⅴ章は昭和が暗かった頃という表題で、夏川真央の「昭和が明るかった頃」(文藝春秋刊)に対する批判を主軸に、短く本書全体を総括している。



本書を読むことによって、なぜ氏が株式投資で成功し続けるかということを垣間見ることができるので、株式投資で成功したい人にはぜひとも目を通していただきたい。また、大竹慎一ファンにとっては、同氏の原点が見える貴重な書である。

さて、面白いことに本書は自主出版となっている。出版は一見著者の作品であるように見えるが、実は著者の思い通りの作品であるのは一部の高名な著者だけで、現実には書籍は出版社の商品である。つまり、出版社が売れると思う内容になっているのである。そのため氏は、自分の出したいものを出すというスタンスで、本書に関しては自主出版としたようである。

最初、氏から本書をいただいた時は、アマゾンにもなかったため、紹介しても入手できる状況になかった。しかし、今はアマゾンでも入手できるようになっている。おそらく、街の大多数の書店では未だに入手できないはずである。








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