世田谷発。株式投資とアフィリエイトで稼ぐ

株式投資情報を掲載。アフィリエイトにも挑戦。そのほか世田谷での動植物との触れ合いなども書き綴ります。



2010-04-27

カゴメ(2811):決算速報

 4月26日に公表されたカゴメ(2811)の2010年3月期連結業績は1.8%減収、43.8%営業増益、71.9%経常増益、49.1%純利増益となりました。減収ながら、大幅な増益でしたが、前年度に大きく落ち込んだ業績が戻している過程にあり、2008年3月期との比較では、売上高は14%減、営業利益は35%減、経常利益は13%減と戻りはやや鈍いものです。

カゴメ業績表100427
(この図はクリックすると隠れている部分が見えるようになります。)

 このところの食品業界は、2007年度辺りまでコストアップで落ち込んだ業績が、値上げによって押しなべて戻った上、安売りの抑制でさらに上乗せになっています。それに対して、やや同社の厳しさが目に付きます。これは、主力の野菜飲料が、それ以前のブームの反動によって落ち込んでいることによります。そのため競合の伊藤園(2593)の業績も厳しい状況にあります。

 同社のもうひとつの柱の調味料は日常品でもあり、内食回帰もフォローとなっていますが、嗜好品である野菜飲料は過去からその変動は大きいものでした。同じく嗜好品であるタバコやコーヒーとはまた異なり、ヨーグルトなどと並んで健康系であるという強みが、逆に好不調の波を大きくしている面があります。

 下の図は、会社側データより作成した、野菜飲料の市場推移と、同社の連結営業利益を比較したものです。ほぼ連動して動いていることがわかります。2008年3月下期から悪化し始めた野菜飲料市場はやや悪化ピッチに歯止めがかかりつつあるようです。しかし、2010年3月期に関しては、上期は大幅増益であったものの、下期は再び減益に転じており、いまだ予断を許さない状況です。そのため、今年度の会社計画の営業利益は1.5%営業増益と慎重です。

野菜飲料100427

 今回同社では、2012年度を最終年度とした中期目標を立てています。その中で重点事業戦略として、国内既存事業での新たな需要創造、メディア通販事業、アジア事業をあげています。このうち、国内既存事業、アジア戦略は大方の食品企業と大差なく、アジア戦略はやや遅れ気味と言えます。その意味ではメディア通販事業でどのような手が打てるかに興味があります。

 同社は従来型食品企業としては早くから通販事業を手がけ、すでに64億円の売上を達成し、前年度も3.9%増収と、主要事業中最も高い伸びを示しています。ただし前年度は新規分野に対する広告宣伝費を重点投入したため、利益のマイナス幅は各事業中最大です。これはやや特殊要因と考えられ、通販事業は元来利益率が最も高い事業です。

 現時点の同社の通販売上の大半は、従来メディアの新聞、テレビ広告などによるものです。しかし、「コミュニケーションにおける主役の交代」という表現で、ブログやTwitterを例に挙げ、E-コマースへの対応を強く打ち出し始めています。従来メディアを通じた自社売上に対して、楽天などでのネット上の売上はわずかであり、今後は積極的にネットを通じた販売策を検討するために、事業部としてメディア通販事業部を立ち上げています。

 現時点のPBRは1.8倍程度、PERは40倍程度です。食品企業は比較的PERの評価がしやすい業種ですが、同社の40倍は主要企業の中ではかなり高い水準にあります。この背景には、同社が個人株主を大事にしているため、株価が下がると個人の買い物が入るためではないかと思われます。割高なときに見送り、割安になったら買うという戦略は考えやすいのですが、同社株は割安にならずに、再び上がりだすことが良くありますので、非常に株価が見通しにくい株のひとつです。

なお、上で述べたカゴメのネット通販の例には以下のようなものがあります。



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